紫苑

いつもよりも早く　目覚めた空は　まだ暗くて
頭を過る　いつも　いつでも笑う　あの日のキミの瞳

あの駆けた　流れ星を
寝転がって見た　あの夜を
忘れたりなんかしないよ
心が　身体が　覚えてる

もうキミに逢うことは　叶わない
記憶も　いつか　薄れてくのかなぁ
また明日　って手を振って　思い出すのは　いつかの日々

ひとの手の　ぬくもりも
心のあたたかさも
いつの日からか　あたりまえ　になって
失くして　初めて　気づいた

たくさんの　初めてをくれた
愛すること
慈しむこと
交わした　約束　が
消えなくて　苦しくて　立ち止まってる

前を向く　強さはまだないけど

何度生まれ変わっても　必ず
何度でも　探し出すよ
永遠に　心にある　想い抱いて

この手は　もう　届かなくても
生きた証は　消えないから
忘れないから
どうか　この声が
キミに届きますように

この想い　褪せないように･･･